2007/04/01

『ラブソングができるまで』、アダムに期待。

Musicandlyrics4月21日公開予定の
『ラブソングができるまで(Music and Lyrics)』、
ヒュー・グラント&ドリュー・バリモアのロマコメ
というだけでも心動かされるんですが、
さらに「あのヒュー・グラントが歌って踊る!」という
あおりに吹き出して、絶対見に行こ!と決心。

しかもよく見たらですね、音楽が
ファウンテインズ・オブ・ウェインの
アダム・シュレシンジャーじゃないですか!
サントラに曲提供どころじゃなくて、
つくってます!コンポーザーです!
…働いてるなあ、アダム!

トム・ハンクス監督のバンドもの青春ロマンス、
『すべてをあなたに(That Things You Do!)』で
わたしの鉛の心臓をキュンといわせた
タイトルチューン作曲の
アダム・シュレシンジャーです。なにしろ。
(アダムはこの曲でゴールデン・グローブと
オスカーにノミネート)
映画の中の、“いい曲”というのをきちんと
つくってくれる普遍的メロディメーカーなので
今回も期待がもてるうえに、さらに!
アダムの曲で歌って踊るヒュー・グラント!

ああもう超見たい。
“ダサい80年代ソング”も
アダムがつくってるのかと思うと
たまりません…。

監督マーク・ローレンスも、
あまりロマコメをチェックしてないわたしが
いくつも見てるくらいなので、
たぶんなんらかのツボを
突いてくれるのではないかと!
(たんにわたしがサンドラ・ブロックを
好きなだけ、な可能性あり…)

GW近辺はいろいろ忙しいなあ!

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2006/11/22

『トゥモロー・ワールド』TDH感想(ネタバレ)。

(原題:『Children of Men』)


ええと、ありていに申し上げてよろしければ、
クライヴ・オーウェンファンのわたくしには
なんの文句のつけようもございません。
ついでに言うとマイケル・ケインファンでもあるので、
なんの不足もございません。ええ!


映画そのものは、全体がシリアスでヘビーなわりに
突然そのトーンがコントロールできてないかのように
崩れるので、びっくりして笑いそうになったりしたんですが。

収容所やら戦闘シーンなんかは、
それはもう、金払ってなんでこんな陰惨な
もの見てんだろう、ってくらいのリアル狙いで、
手持ちカメラの揺れやらレンズに飛んだままの
血なんかがドキュメンタリー調でやけに怖いし、
70年代音楽とかつかった2027年の何気ない
近未来感も実際ありそうなリアル感なのに、
感動シーンでいきなり、賛美歌的人声ハーモニーを
神々しくかまされるのにはちょっと、
マジか?!と笑いそうに…。

そういうところではクライヴ渾身の演技!
とかしてんのに、申し訳ない、
ぶち壊しか?!って方に気をとられて、
感動そっちのけ。

全体にはそんな悪くなかったです。
18年振りの奇跡の子ってやつの描き方も、
どちらかというと、子どもや生命ってのは
本来こんなに尊いんですよ、っていう
一般化がされたような感じだったので、胡散臭さ軽減。


それになんと言ってもクライヴがさ!
いやもう、TDH、TDH…って呟きながら
全編鑑賞できるほどのハンサムぶり。
薄汚さのスパイスが絶妙…。

(※TDH=Tall, Dark and Handsome(たぶん))

ビーサンにダサいフリースって格好で
奥の部屋から薄暗い廊下抜けて
マグカップ片手に現われたときには、
ゴージャス…って不意を打たれて呆然としました。
ビーサンなのにゴージャスな殿方!
汚くてもセクシーな殿方!まいりました。

そして動物に好かれる男、という
オマケ設定のおかげで犬・猫とたわむれる
クライヴも見られて、なんとも
おなか満ち満ちでございます。


(ネタバレ)
そういえば、ジャスパー宅を探った
フィッシュのメンバーが、
女と犬が死んでるだけだ、と言ってましたが、
あのジンジャー猫ちゃんは…?
勘定に入ってないの…?
猫ってやっぱそういうもんなんですか。
連れていく必要のない生き物?

あとジャスパーが、自殺剤をパンに混ぜて
ネズミを殺すんだって言ってましたが、
それは、猫にとって危なくないんですか。
ネズミで遊ばない猫なのか…。


で、 ジャスパー!
登場シーンでは最初マイケル・ケインだと
気づかないほどの長髪ヒッピーじじいぶり。
口を開いた瞬間に、これがマイケル・ケイン?!
って驚愕。でも似合う。
なにをやっても素敵なあんな年の取り方、
みんなできるといいですよね。
特に若い時分のハンサムさんたちは!

そういえば、ジャスパーの
コウノトリジョークが好きでした。ツボ入った。
あとあのシーンの、ぶっさいジンジャー猫を
何気なく撫でながら靴下はいた足をだらしなく
テーブルに投げ出してるクライヴがな…。ステキ…。

ええ結局、クライヴファンは見とけ!
ケインファンは見とけ!に終始します。
おなかほくほく。いいもん見た…。

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2006/10/19

各種映画ヨタ話。

今いちばんの話題は『ブラック・ダリア』なんですか?
主要キャスト陣の絶妙な
見たさ・見たくなさのバランスはさておき、
ジェームズ・エルロイ&デ・パルマが…!

なんだかとても、マッチョ臭がします。
というかあの時代設定自体がマッチョなのか…。

まあいちばんの問題は監督なんですけど。
わたしデ・パルマを1ミリも信用してません。

なので劇場には行かないと思いますが、
キャスト陣がやっぱり気になるので
そのうちDVDで…。
ハートネット&ヨハンソンて、すごいですよね…。
事件がとても進展しそうに見えない。
エッカートとスワンクの役どころが
話をまわしてくれるんでしょうか…。


『トゥモロー・ワールド』は、タイトル覚えにくいし
ストーリー設定もそんなにピンとこないし、
ジュリアン・ムーアも好印象だったためしがないしで、
腰引け気味だったんですが、予告編見て
そんなのなにが問題なんだ、と気づきました。

クライヴ・オーウェンがハンサムな以外に、
わたしが気にすることなんかあるのか。

ほんっと、ハンサムですよね!
最近いささかくたびれ気味ですが、
そのくたびれ・汚めの顔の中で
輝くグリーン・アイズったら!びっくりだ!

『インサイド・マン』でサングラス着用なのが
頷けます。目だし帽なんか被ったら即バレる。

とかいいつつ『インサイド・マン』まだ見てません。
だってスパイク・リーもデンゼンル・ワシントンも
マッチョなんだもの…。(そればっかり気にしてる)

『トゥモロー・ワールド』は見に行きます。ええ。
マイケル・ケインも出ているそうですし。


あとは、最近絵画ものというか画家ものが
めじろ押しですが、なかでも気になるのが
ミロシュ・フォアマンの『Goya's Ghost』。

画家自体が好きでかつ映画の監督・役者勢にも
期待できるのってあんまりないんですが、
そしてゴヤ役をステラン・スカルスガルドってのは
ちょっといやなんですが、
これはフォアマン監督なので問答無用で。
7年ぶり?74歳? 見なきゃ!

いやスカルスガルド自体はわりと好きなんですが、
この画家ものの流れではみんな
それなりクラスの役者が主役とってて、
中年以上の役者みんなが
次は俺がどれをやろう、
みたいに画家狙ってる気がしてなりません。
そこらへんがわたしの気をくじきます。
ジョン・マルコヴィッチのクリムトとか…!


そんな中。わたしの心を
笑いで打ち抜いたのはこちら。

レンブラントものやるならトム・ハンクスか
ジェフリー・ラッシュがいいなあ、とか以前
夢見てましたが、すでにレンブラントもので
映画化話あります。
しかもタイトル『夜警』!『Nightwatching』!まんま!
しかもレンブラント役マーティン・フリーマン!
しかも極めつけ、ピーター・グリーナウェイ…!

これ最初に見たときの衝撃といったら。
マーティン・フリーマンは元気かな、と
近作リストを見ていて、一番新しいのは
タイトルNightwatching…、
ああ夜間警備はたいへんだよね、で、
役柄は、Rembra……?
レ、レンブラント・ファン・レイン…?!
マジで? ダ、ダメ男レンブラント…!
ていうかマーティン・フリーマン主役かよ!
と思って中身確かめるほどに、驚愕。
ロマンス主軸…?マーティン・フリーマンで…?
ヘルティエ(愛人)役にミニー・ドライバーで…?
怖い。食われる…。
さらに前妻サスキアにサラ・ポーリー。
ちゃんと恋に落ちられるのか?
で、監督にピーター・グリーナウェイ。
この映画たのしいのか…。
と。
どうなんですか、一般的に。
いやそりゃわたしはたのしいですけど!

まあフリーマンは最近仕事多いですね。
ペネロペ・クルスとラブシーンがあったり
ミンゲラ&ジュードの新作にも出てたり。
こっちは日本でも見られるのじゃないかと。
でもそれよりフリーマン関連では
エドガー・ライト&サイモン・ペグの
『Hot Fuzz』が見たい。

あらすじの期待できるバカさもですが、
「メル・ギブソンになるのを夢見ている
うすのろだがお人好しな若い巡査
ダニー・バターマン(ニック・フロスト!)」
というところが堪らない…。


そういえばジュードといえば、見かけるたびに
ジュード超ハンサム…と感動する
dunhillのポスターがあるんですが、
オフィシャルサイトの方には
(http://www.dunhill.com/jp/jude-law)
その写真おいてないみたいですね。
スーツ+ダークカラーのコート着て、
身を前に傾けて歩いてるようなやつなんですが。
あれはウェブ上では手に入らないのか…。
しかしこのジュード広告はアジア地域のみ、
というのがどういう意味の戦略なのかが
気になります。


ところで『テキサス・チェーンソー ビギニング』には
本気で脱力します。ていうか弛緩します。
頭が悪いにもほどがある…。
マイケル・ベイ製作って……!

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『ファイナル・デッドコースター』(まるきりネタバレで)

※未見の方、人がたくさん死ぬだけのホラーより
   もっと大事なものがいくらでもあるだろう、って方は
  以下避けてください。


(原題:『Final Destination 3』)

なんか、ふつうのホラーになってる…。
いやつまり、ちゃんと怖かったですけど。

この映画のポイントは
「風が吹いたら桶屋が儲かる」だったんですか?
てっきり、「うわくるよくるよ…!キタ!
…あれ? と思ったらドン!ぎゃー!」
ってところにあるのかと思ってましたが。

ホラーファンに過剰な期待と予測をさせておいて
それをあっさり裏切るあのタイミングの外し感。
残虐死に様シーンのあとで、なぜか
妙な脱力感と無力感に襲われて笑ってしまう
あの絶妙な「わたし翻弄されてる感」が
売りだと思ってたんですが。

今回は、どんな因果関係でどれがくるの?
ってところに主眼が置かれてましたね。
死に際も長めだったような。
もったいつけたあとで「早ッ!そんなあっさり?!」
っていう事故のテンポ感とかはなかった。


しかし邦題『デッドコースター』も3作目にして
符合してくるとは、邦題つけた人も
先見の明があるというかなんというか…。

原題の方は、もはやなにが
ファイナル・デスティネーションなのか
わからなくなってる当シリーズですが、
(そしてポイントは桶屋だったようですが、)
事故で助かった人々が順番どおりに死んでいく、
ってコンセプトがいいんですよね。
特にいいのがスキップ&リサイクル制度
ひとりが切り抜けたら次の人へ順番がまわるが、
最後までいったらまた最初に戻ってくる、っていう。
この設定はかなりつかえる。

今回ケヴィンの、ノア・ワイリー演じるカーター並みの
ボケナス具合が気にいっていたわたしとしては、
このスキップ制度を活かして、ボケナスが
がんばってジュリーを助けた瞬間に
自分に順番がまわってきてドスン!みたいな
気の毒きわまりない流れワザ展開がないものかと
期待してたんですが、もうひとり、間にいたから
あり得ませんでしたね…。

それにしても3人もカタがつかないのはどうなんですか。
死んじゃいけない人間もちゃんと殺しとけ!
最初から用意されてる殺されキャラ以外も!
っていつもホラーでは思ってるんですが、どうなんですか。
ハラハラしないじゃないですか、あんまり
主人公と親しくないおバカばっかり死んでも。
話をしめるためにも、客の死んでほしくない
キャラをしっかりと、やってくれないと…。
この話の場合はやっぱりケヴィンあたりで…。


そういえばジェイ、彼は死んでも
自業自得かと思いますよ…。
心底怯えてローラーコースターの前の方には
座りたくないって言う自分の彼女を、たかだか
自分は一番前でスリルを楽しみたいって理由だけで
「頼む」って言葉とともに
ケヴィンなんぞに任せる男など…!

心配そうな顔してるところが余計自業自得かと。
心配ならおまえが付き添えよ!
一緒に乗らずに待ってよう、くらい言えよ!
そんなにジェットコースターって楽しいんですか。
自分の彼女への心配より優先されるほど。
少しも心配してない人間よりたちが悪いですよ!


とまあ無意味な人死にホラーを
喜んで見てたわけなんですが、
前後して見た『カポーティ』の
恐ろしいものに直面すると安心する、って言葉に
イエス!ホラー鑑賞の真髄!ってガッツポーズ。
ええ、そこなんですよ。
この『ファイナル・デッドコースター』で言えば
「恐怖を自分でコントロールする」ための
ホラー好きなんですよ!
と、少し弁明したくなりました。上の
もっと死ねばいいのに、という自分の感想に対し…。

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『カポーティ』(ネタバレで)

『ティファニーで朝食を』後トルーマン・カポーティが
"ノンフィクション小説"『冷血』をモノにするまでの話。

抑えた音楽、丁寧で抑えた心理描写で進行する中
少し青褪めた映像の上に太字ゴシック体で
"HUMANITY"と大書きにしたようなストーリーは
見やすかったですね…。

ただ、一般的な、死刑囚との交流を通じて
犯罪者の人間性を知り、自分の価値観を変えられ、
人間の尊厳ってやつに深く感動する、
って話じゃなかったのがよかったかと。

コミュニケーション不全の自己中心主義者でありながら
他者から心動かされたりすることもあるカポーティの
"冷血"と情愛の両立具合がテーマで、
ああまさに人間性!って感じ。

つまりふつうのヒューマニティものより
他者との関係の微妙さを扱ってたのが
よいポイントでした。
犯罪者が実はいい人間だったとわかったら
すべての感情面での障壁が瓦解して
大団円にもつれこんじゃうあのお約束
感動もののノリじゃ全然なくて、
決してなくならないコミュニケーションの
本質的問題とそれと同時に存在する
希望の抑制された描き方、
他者への理解や情愛はその問題の解決法には
とって代わらないが…っていうあのへんに、
ああ真っ当ないい映画見た、
って気持ちになりました。すごい良心的な話。

脇を支える役者陣も見事なキャスティングでした。
ちょっとくたびれた強い女風の
キャスリーン・キーナーなんかは特に。
トルーマンの自己愛ぶりと
それでも見捨てられない人間性に
長年振り回されてきました、ってくたびれ具合は、
助演の鑑って感じです。
まさに主演のキャラクターを補完・サポートするいい働き。

それにしてもフィリップ・シーモア・ホフマン、
ほんとそこまでやるか的、役にダイブする大ワザ演技。
あれでなんの賞もとれなかったりしたら
虚しくなりますよね。ああなんか、まるっきり
方向性間違えたままやりすぎちゃった?みたいに。
当然オスカーくらいくれてやろうよ!
って気分になりました。
みなさんそう思ったってことでしょうか…。


ところでペリーと自分を指してのトルーマンの台詞、
僕らは一緒に育ったが、ある日彼は裏口から出て行き
僕は表玄関から出た、
ってあたりはなかなか。
感動的なシーンだったと思うんですが、
ただしカポーティが表かどうかは、どうなの…。

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2006/08/29

ウサギとマクレガーさん。

レニー・ゼルヴィガーがピーター・ラビットの作者
ビアトリクス・ポターを演じる伝記もの映画、
『Miss Potter』(ひねりゼロ)の公開にあわせて
湖水地方が日本人観光客の増加を狙ってる、
って記事を読んで初めてこの企画知りました。

話の主軸は男性優越主義male chauvinismとの戦い、
それと編集者ノーマン・ウォーンとの絆、ってことなので、
ヴィクトリア朝のレニーはいいんじゃない、
で、ウォーン氏は誰なの、って思いながら
キャスト調べてみたんですが…。

これ、ノーマンがユアン・マクレガーってのが
たまらないんですけど…!

ピーター・ラビットっていったらマクレガーさんの庭を
めちゃめちゃにするいたずらウサギどもと、
それを追いまわすマクレガーさんの
死闘の物語なんじゃないんですか?

マクレガーさん、確かピーターのお父さん
食っちゃってますよね。(まさに生死かけてる)
みんなそこらへん、絶対笑ってると思うんですけど!
わたしも笑いすぎた…!


いやあそれにしても、ユアンとレニーだなんて、
最強に天然カップルキャストですね。
別にピーターラビットファンじゃないですけど、
これは見たくなってきた。


↓元記事。
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nn20060823f3.html

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2006/08/28

笑えない007はつらくないのか。

秋映画特集(いつの号かは知らない)の
『Entertainment Weekly』見かけたんですけど、
表紙がタキシード姿のダニエル・クレイグ。

ああ『カジノ・ロワイヤル』、もうくるのか!

新ジェームズ・ボンドということが最大の話題な
新作007ですが、印象としては、微妙…。

別にわたしは007に特別思い入れもなければ
ダニエル・クレイグに特別恨みもないですが、
でもやっぱり写真とか見ると、せっかく新しくしたボンドが
そんなおっさんでなんの意味があるんだ…とか思う…。
年は歴代より若めなのに、シワが断然多かないですか!

どうもスチール見てもトレーラー見ても、一向に
楽しい気分にならないんですよ。それって致命的じゃあ。
お色気&スパイ映画で楽しい気分にならないなんて!
なんか、ダニエル・クレイグのボンドは、
微妙すぎて笑いの余地がないぶん、いやらしい…。
ある意味それが売りなのか。ある意味それが笑えるのか。
紙一重セクシー…? 
痛イヤラシイってボンドとしてどうなの!


それにしてもこの雑誌、中身がめくってもめくっても表紙で、
歴代ボンド決定時の『Entertainment Weekly』の
表紙を5枚を再録してるのが非常に、興味深い。
役者の男ぶりと出演作数が比例している…。
(ロジャー・ムーアとコネリー御大は逆転)

ちなみにダニエル・クレイグ、
ジョージ・レーゼンビーよりは上と見ましたよ。
つまり、2作はいくな…。
『Bond 22』までは実現しそうです!

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2006/08/27

『I Am Trying To Break Your Heart』感想。

I Am Trying to Break Your Heart (2pc) (Dol)

またWilco。思い出したように波がくる。

名アルバム『Yankee Hotel Foxtrot』製作時の
ドキュメンタリーフィルムなわけですが、
これが音楽ものとして申し分のない出来。

ファンならこれ見て気に入らないはずがない。
ていうかこれ見てファンにならないはずない。
そのくらい一般的に、それにまつわる喜怒哀楽すべてが
美しいんだという音楽の魅力をフィルム化してます。

バンドがアルバムをつくり上げることが
どれだけ困難で素晴らしいことか、十二分に実感できる。
(Wilcoファンにとっては別にネタバレではない↓)
ジェイ・ベネットがバンドをやめる過程なんかや(ていうかクビ…)
レーベルをリプライズから同じくワーナー傘下の
ノンサッチに変えるまでのもめ
なんかを主軸に、
非常にうまく普遍的に、アルバム製作における
苦労や喜びを美しいロードムービーの中にまとめてるわけです。

そして白黒の映像であることを忘れる、監督サム・ジョーンズの
構成の美しさ。なんでドキュメンタリーで、あんな
役者を設置したとしか思えないようなアングル、
そして話の展開になるんでしょう!

常にカメラをまわして引っついてると、あんな素晴らしいシーンの
よりぬきが可能になるんでしょうか。
そうでもしないと、トラブルの一々なんかも
あんなふうに収められないですよね。

バンド随一の面倒な男、ジェイ・ベネットの
暴れぶりがまた、見事に捉えられちゃってますしね…。
本人はジェフにクビって言われて
(「これ以上あんたと一緒に音楽つくれない」、って)
バンド内の力関係の問題みたいに言ってましたが、
そういうことじゃないと思うよ…。
そのものわかりの悪い絡みぐせがさ


全編とおして流れる曲が、アルバムからもってきたBGMじゃなく、
デモやライヴ、レコーディング中の音源だったりするのがまた、
ひどく胸にくる。なにしろリアル。

コンテンポラリーに分類されたりもしますが、
あのジェフのいつまでたっても少年のような安定の悪さ、
(デブ腹だけど!)
music is my savior
I was maimed by rock 'n' roll
(I was tamed by rock 'n' roll)
I got my name from rock 'n' roll
って歌う様子見て、なんだってロック以外だなんて言えるのか。

ジェイとの諍いの合間に映る、吐き戻すジェフの映像だとか、
それを偏頭痛のときはいつもだ、子どものころなんかもっと吐いて
脱水で病院行きになったなんて言うジェフの表情だとか、
そして"Misunderstood"の Nothin'Nothin'Nothin'...という繰り返しを
それこそ吐くんじゃないか、というほど絶叫する様子なんか、
ロックアイコンか!というほどロックファンの胸をうつ、はず。
曲聴いてるだけでも胸がつまるようなジェフの歌に
こんな映像プラスされたら堪りませんよ!

どうしてもバンドの看板になってしまって
プレッシャーも大きいだろうと言われるジェフですが、
やっぱりあの様子に胸つかれないわけないです。

ただ、ソロ・ツアーの映像なんかもあって
全体にジェフの才能の素晴らしさを実感するんですが、
結局はそのジェフがバンドで曲をつくってることが
なにより素晴らしい、って思えるよいドキュメンタリー。


ちなみにプロモすると、リイシューとして2500円くらいの廉価版も
出てるようです。特典とかなくなってるのかもしれませんが。
US盤しか存在しないようですが、リージョンフリーなので安心。
あと英語字幕はちゃんと入ってるので、
少なくとも英語音声のみよりだいぶまし。

なのでジェフの歌はもちろん、彼をポエットとしても好きな人間には親切な、
全曲リリックつきの映像が見られるわけです。
それがまた、ひどく胸をうつ。
またファンになってしまいました。

まあそんなわけで、上の感想に出てくる
ナンバーワン語が"胸"ということからもわかる、
非常に感動的な音楽ドキュメンタリーなわけです。必見!
(↑別にタイトルに引っかけたわけでなく、単にわたしの語彙力が…)

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2006/08/07

これでもかとSW。

※全ネタバレ。(今さらSWにネタバレなど…)
 長い。とりとめもなく。


ほんとに見ましたよ、SWデー。
結論として、わたしSWが大好きだ。
いやあできるもんですね、映画14時間ぶっとおし見、とか。

予想外だったのは各話放送の間が5分とないこと。
なにげなく見る、どころか
各エピソードの間一歩もテレビの前を離れず
かぶりつきで見てたので、ご飯もままならない…!
非常食的なもので食いつなぎました。あと水。
そこまでする理由がいったいどこにあるのか…。
おそろしいなSW教。そしてこの番組スケジュール。
そんな大マジで見るアホなんて想定してない企画づくりだ。
どうせみんな一回は見てるでしょ?覚えてないとこだけ
ちょこちょこ見てね、的だ。

なのでまあ、さすがに午前5時まであるエピ6最後までは
見られないし、それはさすがに死んじゃうし、と思って
4,5,6,1,2,3,と見たあとは
4,5を余所ごとしながら漫然と見て、寝ましたが。
それでも消耗した。思わず現実世界から遊離した。
ていうか頭の中SW一色。スカイウォーカー家一色。

一気見して改めてわかるこの大河悲劇!
全部見返してみたら、アナキンが可哀相だ…!
マジで可哀相だ!

なんかすべてが暗黒卿になるべくしてなったというか。
奴隷の母の元に生まれ母一人子一人で育ったこととか、
その愛する母と幼くして別れたと同時期に
自分に優しくしてくれる天使のようなパドメに出会ったこととか、
ここでナタリーと似た雰囲気の母シミをもってきたのも
わざととしか思えないし、もう完全に母とパドメを
リンクさせるつくりで、パドメと恋に落ちるのも必然なら
その果てにダークサイドに落ちるのも必然というか。

とおして見て実感するのが、すでに結末のあるストーリーとして
途中経過が非常に暗示的に練られていて、繰り返される
同じシーン、同じエピソードの数々にあれは運命だった、
アナキンには避けられなかったと思わされるつくりになってる。
母のときに味わった喪失の恐怖と怒りを
パドメの死の恐れへと転じさせる展開だとか
そこで子供まで殺す、って繰り返しだとかが
運命のからめ手にやすやすと、って感じであまりに不憫。

それに一般に悪に走って自滅する主人公ってもっと途中経過で
信じられないアホ選択してたりするもんですが、アナキン
わりと正しい選択したりしてましたよ。
一回パドメ諦めてみたり(そうか?)
パルパティーンの正体をさくっとメイスに報告してみたり。
一度正しい選択をしたにもかかわらず結局誤りに踏み込むアナキンを
ただのアホと見るか葛藤の深さ所以と見るかは
結局好き嫌い次第ですが。でも単なるアホにしろ、
ただちょっとアホで愛情深い激情家で自負心が強かっただけで
あんなことになっちゃうなんて。(充分か)
まあ結局最後、きっかけだったはずのパドメさえ
見失うほど落ちたのはプライドと嫉妬のせいですか。
ああ自負心は人を虎に変える。

こうなると処女懐胎的エピソードもアナキンの
運命的に不幸な役回りを象徴するものでしかないし、
フォースの安定を取り戻すルーク誕生の布石でしかないなんて、
そんな、あの子の人生って一体…!ってかわいそすぎ。
なんかもう最後、あのスター・ウォーズでわたし泣けそうでしたよ…!
運命の輪が閉じるカタルシスとともに!

やっぱSWのドラマ性は人間の小演技とは関係ないです。
設定、エピソードの大筋にこそドラマ性!それとハードのデザイン!
ていってもヘイデン・クリステンセンはいい演技してたと思いますよ。
少なくとも歴代SWの中で見ると、"感情のあるキャラクター"
ってだけで充分じゃないですか。わたし好意的。

その分ユアン・マクレガーのオビ=ワンはな…。
旧トリロジー直後ならではの酸っぱい顔に、思わずなる。
エピソード4のベン登場シーンで、すばらしく思慮深そうだ、アレック・ギネス!
って感動したあとのユアンのあれ…! 
いくつの苦難を超えるとこれがああなるんだ、って深い断裂感に苦しむ。
違うオビ=ワンだったら、話はもっと、ほんとの悲劇になってたかも、
とやっぱりちょっと考える。
まあユアンのオビ=ワンもあれはあれでいいと思います。

オビ=ワンとアナキンの宇宙一噛み合わない師弟のやりとりには、
ああいう生い立ちでパドメと恋に落ちてそういう成り行きで
こういう師匠につきゃ、そりゃダークサイドにも落ちるわな、
と素晴らしい説得力に満ちてる。師匠ボケすぎ。

私はそのうちおまえに殺されるよ、って言ってアナキンに
そんなこと言わないでください!って怒られてましたが、
アナキンの無謀さのせいではなく、あんたその口のせいで
そのうちアナキンに殺されるよ!って暴言をやすやすと吐く。
ていうか脚本がああなのか。その調子でずっとボケジョークを…。
(それでもアレック・ギネスクラスがやれば
アイロニックで済んだんじゃないかと、つい。
…つまりサー・クラスじゃないと無理ってことか。)

で、エピ4でベンがルークに、おまえの父親は友人だった、
私の弟子に殺された、って言ってたのが、今にしてみると深い。
弟のように思ってたアナキンに対する愛情と、
師弟としての自分の失敗を認めるこのセリフ。
深くていいんですが、さらにそのあとまた2とか3見ると、
君たちが友人だったことなんてあるのかね…?って疑問が…。

ひとつくらい、師弟のシリアスな信頼関係示すエピソード
映画に入れといてくれればよかったのに。
アナキンが、もちろん彼はいい師で友人で、って言うたび
そのとってつけた感にハラハラ。
父のようにさえ、って、ほんとか…。あのオビ=ワンに父性など…。

まあそんなのも含めてSWですよ!
本人たちがセリフでそう言ってんだからそうなんだろーくらいの
気持ちで見るのが正しい。

でも最後のシーンは何回見てもオビ=ワン酷いです。
トドメも刺さずにその放置! あんたは鬼だ!



で、前に戻りますが、やっぱり新より旧トリロジーの方が
好きです。単純なんだもん。
権謀術策とか、どことどこが対立してて
その裏で操ってんのは実はだれだとか、そういうの
全然考えないでいいじゃないですか。政治性ゼロ。
チューイいいやつだなあ、とかR2-D2無敵、とかイウォークかわいい、とか
そういうことだけ楽しんでればいい映画。
CGとかの技術見せシーンも少なくてラクチン。

それにやっぱりルーク好きだし。
エピ4のルークの若者らしい投げやりさ、乱暴さが
大好きです。ジェダイ的礼節とか落ち着きなんて欠片もない。
顔もハンサムだし…。青い目、ブロンド!
ていうかなんでこのあと別人のようなサルになってるんでしょう?

別々に見てると、まあそういうものかって思う顔の変化も、
立て続けに見るとああ崩れてる…!ってびっくり。
髪の色も違う。ブラウン。顔は、老けたの?
ていうかそもそも新たなる希望のときのマーク・ハミルが
25,6だということに衝撃なんですけど。
なんだあの"キッド""ボーイ"って呼称が似合う20代後半。

その分エピ5のケガ後のバクタタンクに漬かってる
ルークには仰け反ります。
なにその、オムツつけたおっさんホルマリン漬け、みたいな絵ヅラ!
ガラスの中で凸レンズ状態なため酷い歪み…。えれえショック。
よくあんな映像に可がでますね。仮にも主人公で…。


帝国の逆襲はテレビ放映とかが少なくて
わたしがいちばん見てない旧エピソードだと思うんですが、
ほんとはいちばん重要な回ですよね。
いろいろ秘密が明らかになったり関係が進展したり。
SWは、草原を転がってあまりにも古典的なイチャツキを
見せつけてくれたアナキン&パドメカップルのベタさももちろん、
ハン&レイアカップルのベタ具合も大好きです。

とくにハンとレイアは見ててにやにやしちゃう。
気が強くて思いやりのあるレイアに邪険にされる、
ほんとは俺のこと好きなんだろ、的ハンのひとり相撲振りがツボに。
粗野で頭悪めな三枚目ソロがたまに優しいハンサムに化けるのもな。
姫もおちます。
命の危険に際して初めて相手からI love youって聞けるってのが
アナキン&パドメと同じってとこにも今回にやにや。
そして"I love you""I know"ってやりとりを
ハンとレイアで交代でやるところにさらににやにや。
あんたら王道を行ってるよ!

でもそれよりなにより、エピ5ではチューイのかわいさ爆発。
お別れにきたルークに何気なく首掻いてもらったり
そのあと呼び掛けに振り返ったルークに後ろから抱きついたり。
あの素の動物っぽさと人情味が!宝だ!
C-3POとも交流深めてみたり。どんな状況でも
あの小うるさいガラクタのパーツを持ち運んでやる健気さにはまいりました。

SWのキャラに対してわたしだったら…とか
考えること全然ないんですが、チューイとだけは!
友だちになりたい!あいついちばんいいやつ!


ええと、あと適当にまとめ見ならではの感想としては、
ルークの修行期間の短さにびっくり、ですか。
正確な設定がどうかは知りませんが、三部の時間経過見る限り
1年くらいしか経ってないんじゃないですか。
4から5の間で相変わらずハンがジャバに金返しに行かなきゃ
そろそろやばいって言ってるとことか。

それに5でヨーダの修行を途中で逃げ出してからてっきり戻って
訓練積み直した結果のあの6のジェダイ様ぶりだと思ってたのに、
ちゃんと見ると、あれ以来戻ってなかったんですね…?
育ちすぎてると言われたアナキンよりはるかに上のルークが
たったあれだけの修行でジェダイに化けることを考えると、
ますますアナキンが不憫に…。
そういえばわたしジェダイってもっと簡単になれると思ってたよ。

あとは、ジェダイみんな腕切られすぎ。
6作とおして一体何人、ていうか何本が切られたよ。
体切りつけられるより先に腕がごろごろ落ちるなんて…。
そして金属性の義手のアナキンが黒手袋なのはともかく、
人工皮膚つきの精巧な義手を移植されたルークが
なぜ手袋なのかがわからない…。なんのための皮膚か。

おまけに腕切られるたびにみんなライトセイバー取り落とすし。
ベンがルークに父親のセイバーだって言って渡してた意味がわからない。
だってアナキン、しょっちゅう落としては緑青緑…って色変わってましたよ。
まあ最後のセイバーではあるかもしれないけど、
ジェダイにとってのライトセイバーがひとりひとつである意味すら
わからなくなるようななくしっぷりだったような気がするんですけど。
ていうかそもそもジェダイ、予備なんていいから
ライトセイバー腰に伸びるワイヤーで括りつけとけ!
どうせ落とすんだから!

あとダース・ベイダー腰軽すぎ。
自分から出向きすぎ。提督とか独断ですげ替えられるくらい
偉いんでしょ? なんであんた自分から追跡機に乗って
運転してんのか…。そこはパイロット魂のアナキンだからですか。


そういえば問題の6ラストシーン、ヘイデンのアナキン映像は
やっぱなんていうか、変ですね。
昔の映像いじるなんて!っていうのより、佇まいが。
人見知りの子どもみたいな立ち姿というか。
ほかの穏やかな落ち着きに比べて
ひとりだけモジモジ幽霊みたいになってるのが…。
まああれだけのことしでかしたんだから、
息子のとこにフォースで出るにもモジモジもするか。


ところで3から4にかけてのオビ=ワンのどこかには
ジョナサン・プライスがいるに違いない、
と思ったんですが気のせいですか。
アレック・ギネスってそういえばなんかと似てるよ、ああ、
プライス。表情づくりが一緒じゃん、て思ったんですが、
気のせいなのか。
まあ、ユアン・マクレガーはジョナサン・プライスにはならない、か。

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2006/08/04

来たるSWデー。

WOWOWで史上初!26時間「スター・ウォーズ」デーって
ムチャな企画があるんですが、ここは夏らしく見ちゃうか、全部
とか思いながら番組表チェックしてみました。

なんだ、本編始まるのは26時間のうち6時間もたってからじゃん、
で、最初はなにから?あれ、Episode IVから?
時間軸に沿わないんだ、でも実際旧三部作見てからの方が
新三部作のキャラとかいちいち感慨深く見られてたのしいよね、
Episode IIIのラストもカタルシス爆発だよね、とか思って次見たら、
Episode IIIのあともまたIVの放送だよ!ループしてるよ!

…おそろしいほど抜かりなく、かつ予算を抑えた企画。
これ、うっかりもう一回旧トリロジーの方も見ちゃうよ!
IからIII見たあと、あれー今の人旧作でどうなってたっけ、
とかちょっとでもウロ覚えになろうもんなら!

ほんと、おそろしい。
26時間企画のうち6時間以上も同じ放送かぶってんに
それがツボを心得た行為だと思わせるSWのつくりも、
それをやっちゃうWOWOWも、そうやってツボ突かれて
ほんとにループして見ちゃいそうな自分も…!
まったくなんて企画だ…。

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