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2006/11/22

『トゥモロー・ワールド』TDH感想(ネタバレ)。

(原題:『Children of Men』)


ええと、ありていに申し上げてよろしければ、
クライヴ・オーウェンファンのわたくしには
なんの文句のつけようもございません。
ついでに言うとマイケル・ケインファンでもあるので、
なんの不足もございません。ええ!


映画そのものは、全体がシリアスでヘビーなわりに
突然そのトーンがコントロールできてないかのように
崩れるので、びっくりして笑いそうになったりしたんですが。

収容所やら戦闘シーンなんかは、
それはもう、金払ってなんでこんな陰惨な
もの見てんだろう、ってくらいのリアル狙いで、
手持ちカメラの揺れやらレンズに飛んだままの
血なんかがドキュメンタリー調でやけに怖いし、
70年代音楽とかつかった2027年の何気ない
近未来感も実際ありそうなリアル感なのに、
感動シーンでいきなり、賛美歌的人声ハーモニーを
神々しくかまされるのにはちょっと、
マジか?!と笑いそうに…。

そういうところではクライヴ渾身の演技!
とかしてんのに、申し訳ない、
ぶち壊しか?!って方に気をとられて、
感動そっちのけ。

全体にはそんな悪くなかったです。
18年振りの奇跡の子ってやつの描き方も、
どちらかというと、子どもや生命ってのは
本来こんなに尊いんですよ、っていう
一般化がされたような感じだったので、胡散臭さ軽減。


それになんと言ってもクライヴがさ!
いやもう、TDH、TDH…って呟きながら
全編鑑賞できるほどのハンサムぶり。
薄汚さのスパイスが絶妙…。

(※TDH=Tall, Dark and Handsome(たぶん))

ビーサンにダサいフリースって格好で
奥の部屋から薄暗い廊下抜けて
マグカップ片手に現われたときには、
ゴージャス…って不意を打たれて呆然としました。
ビーサンなのにゴージャスな殿方!
汚くてもセクシーな殿方!まいりました。

そして動物に好かれる男、という
オマケ設定のおかげで犬・猫とたわむれる
クライヴも見られて、なんとも
おなか満ち満ちでございます。


(ネタバレ)
そういえば、ジャスパー宅を探った
フィッシュのメンバーが、
女と犬が死んでるだけだ、と言ってましたが、
あのジンジャー猫ちゃんは…?
勘定に入ってないの…?
猫ってやっぱそういうもんなんですか。
連れていく必要のない生き物?

あとジャスパーが、自殺剤をパンに混ぜて
ネズミを殺すんだって言ってましたが、
それは、猫にとって危なくないんですか。
ネズミで遊ばない猫なのか…。


で、 ジャスパー!
登場シーンでは最初マイケル・ケインだと
気づかないほどの長髪ヒッピーじじいぶり。
口を開いた瞬間に、これがマイケル・ケイン?!
って驚愕。でも似合う。
なにをやっても素敵なあんな年の取り方、
みんなできるといいですよね。
特に若い時分のハンサムさんたちは!

そういえば、ジャスパーの
コウノトリジョークが好きでした。ツボ入った。
あとあのシーンの、ぶっさいジンジャー猫を
何気なく撫でながら靴下はいた足をだらしなく
テーブルに投げ出してるクライヴがな…。ステキ…。

ええ結局、クライヴファンは見とけ!
ケインファンは見とけ!に終始します。
おなかほくほく。いいもん見た…。

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