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2006/09/15

THE VELVET TEEN殿堂入り。

いやほんともう、VELVET TEENすごいよかった。
毎週VELVET TEENのライヴでも構わない、と思ったくらいだ。

いいなと思うライヴはたくさんありますが、
心臓真上に直球ストライクをぶち込まれるようなのは!
いろんな意味で完全にやられた。


そもそも佇まいがおかしい。
こんなインディーズ臭のバンド久々に見た。
自分たちでセットチェンジに出てきたのは
まだいいんですが、現われたジュダー、
パーカー着た背中に大きなリュックを…。

遠くから歩いて来てたった今到着したってわけでもあるまいに、
なぜ両肩にきちんとしょっているのか。
そしてパンパンに詰め込まれた大きなリュックから
次々とグッズを取り出してセット始める。
…なんで箱とかじゃなくてリュックに入ってるの。
アメリカからそれ背負ってきたの。

全体に、どうもバンドおたくですね?
腕の摩擦によって木のボディが削れちゃったような
ベースだとか年季の入った楽器をガムテなんかで
補修しながらつかってる感じとか、あの拡声器とか、
プログラム入ってるパソコンのつかい方とか、
あのギターの持ち位置の高さだとか。
インディー職人気質というか、音楽第一で気難しい。

そしてその筆頭、ジュダーがダサくていい…。
用意したステージ用の服が普段着と
同じレベルではダメでしょ、とかはよく思いますけど、
これはほんとに、普段着だ…。
ジュダーのパンツの後ろポケットなんか、タバコ?財布?
なんかそのくらいの大きさのものをいつも入れて
持ち歩いてます、って感じに擦り切れて色が褪せてる。
…飛行機の中もそのパンツだったって聞いても驚かない。
顔立ちとか素材自体は結構よくてかわいいのに、
あれはすごいです。
ダサかわいいっていうより、ダサい。それがかわいい。
ていうか大雑把に言って、怖い。

CD聴くだけだとあんまりアメリカらしくなくって
ちょっと不思議だったんですが、実物見たところ、
立派なアメリカ男児でした。
あのネガティヴアグレぶりはアメリカでないと…。
ジュダーの神経のとがった感じは結構怖くて
どきどきしました。歌詞そのまんまの人だ。
それにあの口の開け方はまさにアメリカ人…。


で、結局いちばん重要なパフォーマンス。
拡声器を持ったジュダーの身ごなしには最初
ちょっとした間の悪さを感じてハラハラしたんですが、
あとの方はもう、そんな問題じゃなかったですね。
バンド3人の醸す情動とグルーヴに押し切られました。

CDで、なんでいまいち乗り切れないのかわからない、とか
なんでここまで好きなのかわからない、ってバンドが
ライヴ見たら理由がわかるとかよくあるんですが、
VELVET TEENもわかりました。ジョッシュでした。
ベースがめちゃめちゃ利いててかっこいい。
ジュダーのギターはなくっても大丈夫だけど、
ジョッシュのベースがないと成立しません、ここ。
メロディの大半をベースが担ってる。すごい好き。

ほんと、曲の構成、コードが胸のど真ん中を打ち抜いて、
夢中でした。すごくいいバンド。すごくいいバランス。
曲はほとんど3rdからで、1stからなんてオマケも。
ああエモーショナルでポップ。

そして最後!もう「本日の公演はすべて終了しました…」
のアナウンスが流れてからも、わずかな期待だけで
拍手続けてたら、アンコールやってくれました!

いやほんと嬉しかった。
アンコールが用意されてるらしいから一応、とかの
おざなりな拍手と予定調和、みたいなんじゃなく、
本気でアンコールを要求したらそれに応えてくれたという。

最初の方では皮肉げだったジュダーの表情も
アンコールではほんとうの笑顔になって、
「サンクス」を連発。すごい幸せな気分になった。最高だ。


THE VELVET TEENがツボに入るバンドだってのは
前からわかってたところなんですが、どうも殿堂入りしそうです。
今後なにをしてもついていけそうだ、って意味で。
ていうかなにをしてもツボな気がする、って意味で。

ああ早く4th出ないかなあ!
そしてまたすぐにライヴしないかな!
来週でもいいくらいだ!(好きすぎ)

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