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2006/05/03

『Bad Cat』邪悪な良ネコ本。

Badcat

『Bad Cat』 Jim Edgar

和書でもあるらしいですが、中のヒドさは洋書表紙の方が
伝わるはず。ていうか和書表紙とサブタイトルは詐欺だ)

この本はすごいです。
『Bad Cat』なんていって、単なるかわいいネコ本じゃないの?
なんてのが裏切られる凄まじさ、衝撃度。

"Warning: May contain offensive feline material!"
ってあるけど、いやほんとに!
こんな邪悪なネコ写真、見たことないよ!ってくらい、
凄まじい表情をしたネコ盛りだくさん。
凶悪な顔して笑ってたり、がっちりネズミくわえてたり、
神の造りたもうた地上の生物とは思えないようなポーズしてたり。
(それはもう、『エクソシスト』的な…)
ああでも確かに、ネコってこういう生き物だった!

そして著者Jim Edgar他の的確なツッコミコメントというか、
ネコ発言としてのコメントが絶妙。爆笑。
素っ裸のバービー人形を前にしたネコの
「私が入ってきたときには、彼女はもう裸だったんだ…」とか。
人間社会も同時にパロっている!
R指定気味なジョークに大ウケ。

あとそんなブサイクなネコ写真を撮っておいて投稿するという、
写真のoffensiveさと反比例な飼い主の愛情も感じられて、
全体としては心あたたまっちゃうユーモアなのです。
こんなでも愛されてんだなあ!こんなんでも愛してんだなあ!って。

根性が悪くてブサイクでもかわいいよ、ああもういいよ、
君の好きにするといいよ、なにしろネコなんだからね!って
猫が猫である限り猫として愛せる人にはたまらない、良書でございます。

姉妹版の犬の方『Bad Dog』には
"Warning: May contain disturbing canine material!"
てあるんですが、まさにそういう感じで、ぬるい…。
単なる着せ替え犬本になってます。
わたしが犬より猫の方が好きってだけじゃなく、
本のレベルとしても、良くも悪くもネコの極端な部分まで描いて
ユーモアに富んだネコ編がおすすめ。
邪悪で、そしてキュート。

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