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2006/03/07

意外性も腹立ちもなくアカデミー賞。

アカデミー賞授賞式って、お笑い舞台だったんですね…。
めちゃめちゃおもしろいんですけど。みんなネタ仕込みすぎ。


録画版の終わりの方だけ見たんですけど、
ジェイク・ギレンホールコーナー見逃さずにすみました。

ギレンホールは"ジレンホール"って読むんだよ、って目にしていても
今まであんまり気にしなかったんですが、
確かに“ジレンホール”って紹介されてましたね。
映画雑誌ではもしかして独自に“ジレンホール”ですか。

で、スペクタクル映画の紹介に登場したジェイク、
スペクタクルものって時間を忘れて最後まで夢中で見てしまう
みたいなこと言って、(忘れた)
『ウエストサイド物語』や『ベン・ハー』、って字幕が出るんですが、
待て、ちょっと! 今その間に『スター・ウォーズ』って言っただろ!
勝手に切んなWOWOW!
なにをハショッてもそれをハショッちゃダメだ!

…SWがこの話の流れでカット可だと思われることが…。
つらいんですけど。
折角入れてくれたジェイクの若者らしさがないがしろなのも…。

そういえば、ピーター・サースガード&マギー・ギレンホールの
カップルも来てましたね。
そのうちジェイクがピーター・サースガードを
義兄と呼ぶ日もくるんですかねえ…。


見てた中でいちばんすごかったのは、
名誉賞のプレゼンターとしてアルトマンを紹介する
メリル・ストリープとリリー・トムリン。
どこまで仕込ミなんだかわからないネタをぶちかます…。
すさまじいです。トムリンボケ倒し。

さらにアルトマンが大ネタをぶちかます!
みなさんの知らない私がいるんだ、実は10数年前に心臓移植を受けた、
確か30代後半の女性の心臓だった、ってヘヴィな話を
始めたかと思ったら、だから私は名誉賞を受賞するには
まだちょっと若すぎる、心臓年齢で言ったらあと40年は生きるからね!
って。…アルトマン先生、大好きです。

自分の意に沿わない映画を撮ったことは一度もない、
私は映画が大好きだ、って言うアルトマンのスピーチが
今回いちばん深かったです。感動しました。さすが名誉賞。
コメント細部覚えてないのが残念です。今度探してみます。


で、主演男優賞ですが。

主要ノミニーさんたちは手前の列にいる上、通路横にいる
ヒゲのヒース・レジャーがやたらに映る。
ガム噛みながら相変わらず頭悪そう…。ハンサム…。

今回初めて見る映像が多かったんですが、
(よくそれでこの賞はあれがいい、とか言ってたもんだ)
実はブロークバックも。まだ見に行ってないんで。
目に入れないようにしてきたんで。

で、ヒースの役がどんなか、一端を見ましたが。
超フゴフゴしゃべり…。なに言ってんだか。
すっげカウボーイしゃべり。
厳つい役のときのクリス・クーパーかよ、っていう。
ああ、超西部男が、価値観ひっくり返っちゃうとか、
そういう話?もしかして。

候補者の映画紹介のあとヒースがちらっと映るわけですが、
その笑顔のブリリアントなこと。
ちょっと自分に自信のあるいい男笑顔浮かべてるのに、
明らかに頭悪そう、という。(失礼!)
わたしあの子大好きだ。


結局はまあ、フィリップ・シーモア・ホフマンですよ。

これが、イイ…。ノッてる人って違いますね。
なんか人間のランクが上がってますよ!

いやあやっぱ最有力候補は違いますね。
『カポーティ』も映像初めて見たんですが、すごい。
ていうか、あれでオスカー獲れなかったら
なにでいつ獲るんだよ、って。そういう種類の演技。
そりゃ獲るわ。

最近『MI:3』の予告とかでようやく意識しましたが、
そういえばあの人ブロンドなんですよね。
ホフマンにとってのブロンドなんてなんの価値もないと思って
今まで気づいちゃいませんでしたが、こう輝いてくると
ハゲ気味のブロンドすら眩しい…。

ちょっとダメなスピーチも込みで超かっこいい。
母に謝辞のほとんどすべてを捧げてしまうという…。
母さん、僕を誇りに思ってください、僕もあなたが誇りです、
みたいに締めました。泣かせるなあ!


ホアキン・フェニックスが獲れなかったのは
やっぱり残念というか気の毒というかハラハラしたんですが、
(顔も中身もほがらかじゃないから)
ほかの受賞者がスピーチでは役者に触れない中、
主演女優賞のリース・ウィザースプーンががっちり
ホアキンも挙げて称えてくれて、
それにホアキンも笑顔で応えてたので、気持ちがちょっと楽に。


途中ずっと、主演女優候補のキーラ・ナイトレーの横に
ジャック・ニコルソン! いいわあ。
このショット。でも一体何しにきたのさ、
あんた去年なんの仕事もしてないだろ、とか思ってたら、
作品賞のプレゼンターがジャック!
歓声がひときわ大きくないですか。よぼよぼでも愛される…。

しかしポール・ハギスすごいですね。ハリウッド席巻中。
脚本と監督と。
まあ納得のスピーチでした。かっこいい人ですね。
頭のいい人だ。今後もしばらくきそうですね、ハギス。


さて主要結果ならべてみると…

作品 『クラッシュ』
監督 アン・リー
脚本 ポール・ハギス&ロバート・モレスコ
主演男優 フィリップ・シーモア・ホフマン
主演女優 リース・ウィザースプーン
助演男優 ジョージ・クルーニー
助演女優 レイチェル・ワイズ

うわ、なんていうか、意外性のない…。

結構希望どおりの据わりのいい受賞結果でした。
腹の立つところがひとつもない。至極妥当。
拍子抜けするくらいだ。


受賞後、ヒース・レジャーは無冠でしたが?
って訊かれたアン・リー監督、彼は素晴らしい演技をしてくれた、
賞を獲れなかったからって私の評価は変わらない、
このあとすぐに彼が大切な存在だって伝えるよ
ってフォローしてくれてましたが。

えーと、正直なこと言っていいですか。
アカデミー賞の希望を挙げてたとき、
ヒースが受賞したらハラハラしちゃうから獲らない方がいいな、
とか適当なこと言ってましたが、今回初めて映像見て思いました。

あれは、アカデミー賞主演男優賞の演技では、ない…。
いや下手とかって意味じゃなくて。
"派手じゃないけどいい賞"が貰えるタイプの演技。
ゴールデン・グローブとかアカデミーのタイプの演技じゃなかったような。
残念ながら。(見てないくせに適当)
まあいいんじゃない、アカデミー賞授賞式の最前列で
笑顔振りまくという栄誉は授けられたんだから!

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コメント

おはようございます。知らない間にアカデミー賞授賞式も終わっていたのですね。
クルーニー氏の声はシルベスタ・スターロンに似ている。オー・ブラザー!の馬鹿っぷりが地でいっていたのが好きだ。ワイズ女史・・眉毛がつながっていますよね?
付:スラブ圏・チェコ猫はおいてきぼりにされそうになると「ネー、ネー(そんなことしないでくれよ)」って意思表示をします。もっとも捨てられる確率は日本よりもずっと低いかもしれません。今日も一日「早巻き」でいきましょう!
昨夜から「メンテナンス中」でコメント送信が不可・・

投稿: オーエン弟 | 2006/03/10 18:48

スタローンの声?と考えて初めて気づきましたが、
わたしあの人の声聞いたことありません…!
地上波の吹替え版しか見たことないようです。
ちょっとびっくりしました。あんなに有名なのに。
ココログは予告よりメンテナンスが長かったようで、
ご迷惑おかけしました。

投稿: kishi | 2006/03/11 14:30

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