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2006/02/04

『ミッション・トゥ・マーズ』緊張感て?感想。

(原題:『Mission to Mars』) (2000)
監督:ブライアン・デ・パルマ
ジム:ゲイリー・シニーズ
ウッディ:ティム・ロビンス
テリー:コニー・ニールセン
ルーク:ドン・チードル
フィル:ジェリー・オコネル


『CSI: NY』のマック・テイラーに胸掴まれてる今しか
棚上げにしていた(あんまり見たくない)ゲイリー・シニーズ出演作を見る機会はない、
とがんばってみました。で、その意義を実感。

なにしろこれ、最初見たことある…。なんとなく思い出しました。
ゲイリー・シニーズを見ようかと思ったものの、
冒頭ジム登場シーンのもったいぶり方、傷心の男感になんとなく気が萎えて、
結局やめたような。思い出が。

やあ見る気になっただけで『CSI: NY』、影響ありがとう。


話は単純に、妻を失い傷心状態で火星探査任務から外れていた男が
火星調査中に事故に遭った別の班の救出作戦に参加、って筋で。
火星行く前にも着いた後にもいろいろと苦難があるってわけですよ。

火星での事故場面では、なにこれ、トンデモ系?!って一瞬怯えました。
(ネタバレ?)あの渦巻きがモンスター系なのかと。
火星にもトレマーズみたいなのとかグリードみたいな
環形動物系というか棘皮動物系というか、ああいうの?!あれ系がいるの?!
ってマジで退いた。いや結局は違ったわけですが。
でもやっぱちょっとトンデモですよね、巨大な仏像顔、って…。
(SFってそういうもんでしたっけね。)

全体になんでこんなに緊張感がないのかわかりません。
事故あたりではサスペンス的というかホラー的効果は必要ないの?って
ずっと疑問。

ていうかブライアン・デ・パルマはいつもなんかほかのことに
気を取られてる気がしてならない。
(長回しとかね…)

このひとサスペンス感覚ないですよね。
『ミッション・インポッシブル』のあの宙吊りシーンの間の抜け方に
驚愕したことを思い出してまあ納得。

まあ実際お話の主題は宇宙ロマンだったようなので、ハラハラ感なくっても
いいわけなんですけど。

メイキングでスタッフが「これはハードウェア映画」って言ってたのに納得。
ほとんどがつくりもの(=ハードウェア)でできているから、って意味らしいんですけど、
この、SF映画としては映像に突っ込む点ほとんどないくらいよくできてるのに、
それ以外の、そもそもの映画の意味って?主題って?
未知へのロマン以外の肉付けって?みたいなストーリー部分が
ちょっと謎な感じが。ああハードウェア映画!って納得。

たぶん途中ちゃんとハラハラドキドキを入れてたら、
ふつうの娯楽SFとしてわたし満足だったはずなんですけど。
いやあの仏像顔じゃそれはないかな…。


笑ったのは火星到着の前夜、宇宙船の自室でジムが
亡くなった妻との結婚パーティー映像をひとり眺めていると、
ウッディが戸口に現れて「大丈夫か」と声をかけ、
ジムはそれにうなずくんですが、いや大丈夫じゃないだろうよ!

任務の緊張高まる夜に、病気で亡くなった妻との馴れ初め映像から始まる
ウッディ夫妻やらフィルやら仲間総出演の幸せ映像見ながら
ひとり微笑んでるんですよ。
それが大丈夫な人のやることですか。

そんな傷心だけど傷と仲良くお付き合いしているような人との任務は嫌だな。
『CSI:NY』もそんなですけど。
ゲイリーはセンシティヴで微キュートな役、ってのが共通認識ですか。
(この映画も絶妙に微キュートでした。
微妙すぎてほとんど同意を得られそうにないくらいだ)


で、気になったのは、人工重力発生装置との兼ね合いで
居住スペースがねずみの車輪状になってるってことです。遠心力利用?
乗り物酔いの点からいくと、この体感重力と視覚的平衡感覚のズレは
相当堪えそうです。わたしならすぐ吐く。
でもそもそも宇宙飛行士って、そんな平衡感覚とか乗り物酔いとか
言ってるような人たちじゃなかったです。改めてすごい人たちだ。

あとは話の要、DNAですか。
宇宙ロマンという点ではDNAの箱舟っていいですよね。
未来では大きな箱舟なんて不要で、生物のDNAデータと
技術者ひとりとか、プログラムひとつとかでこと足りると。ロマンだ。
なので、なんで火星の方がジムを乗っけてくれたのかちょっと不明。
ていうか英国でありましたね。ノアの箱舟計画。凍結保存するやつ。

でも火星人が我々の祖先だ、ってことは火星人本人達が移住したってことで
そう言ってるわりに、進化のCG映像が魚とかから繰り返されてるのが
ちょっと不思議。
どうして火星人、火星から生物連れて行って培養しないんですか? 
なんで毛皮着てバッファロー狩るとこまで退行してるんだろう…。

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