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2006/02/12

『レッド・バイオリン』英国編浮いてますよ感想。

さまざまな人の手を渡り、5カ国(伊墺英中加)を旅した
伝説の名器、レッドヴァイオリンの数奇な運命を描いた、
なんですか、ロマン?

あんまり見る意味ない話。結構中途半端感ばかり残ります。
5カ国分もやったのに壮大なロマンものにもならず。
サスペンスというかミステリーものであるということにも
途中まで気づかない始末。
なんかやけに間延びしてるんですよ、ミステリー狙ってるにしては。
話のつなぎもあんまり。

現代のオークション・シーンからフラッシュバックして
レッドヴァイオリンの来歴を追うんですが、
その何度も繰り返されるオークション・シーンが無意味。
別にすべてのエピソードがそこに集約していく気持ちよさがあるわけでもなく。
ふつう繰り返しの場合、毎回視点を変え、そこに新たな事実が加わり、
解き明かされていくような集束感にすっきりするものですが、
これはあまり意味がないです。たいして切り替えのない同じシーンが
延々繰り返されるうちに、もういいよ、って気持ちに。

あとサミュエル・L・ジャクソンの役どころモリッツがちょっと嫌。
気持ちのいい役じゃないですね。
(オチバレ)
モリッツがレッド・ヴァイオリンの秘密を解き明かし、これの奪取をもくろむ、と。
最後カナダ編に入って、ここでようやくサスペンス風の映画なの?
って気づきます。あまりに各エピソードの緊張感のなさに、
まったくもって気づきませんでした。

そもそもホラー好きのくせに、赤い塗料っていったらなにか、という常識を
全然考えてませんでした。ていうか気にしてなかった。
ブソッティ妻の運命をカードで占いながら、レッド・ヴァイオリンの運命を予言する、
そのオチとしての妻血液なんでしょうが、
それを提示されても、ああそう、ってくらいの感じで。
全体の間延びしてるとオトされてもびっくりしないっていうか。

むしろ一番ハラハラしたのはオーストリア編の心臓弱い子どもが、
ぜーぜーと呼吸音を入れながらヴァイオリン弾いてるところです。
あれは怖い。いつぶっ倒れるかと…。

ほんとはレッド・ヴァイオリンに魅せられた人物の悲劇も
描くはずだと思うんですが、全体に悲劇度が低く、緊張感がないです。
ていうかだれの心情にも同情できないような人物像ばかりで、
ぼんやり見てるだけだったのがたのしくない理由です。ハラハラしない。
英国編だけはぼんやりどころじゃなかったですけど!

レッドヴァイオリンの人生?に男が現れる、
彼はハンサムで聡明、レッドヴァイオリンを誘惑し堕落させる、
と占われ、英国において作曲家兼ヴァイオリニスト、
フレデリック・ポープという男の手に渡りますが、ええと。
ジェイソン・フレミングですよ? ハンサムで聡明…。
…intelligent?  ひどいです。全く。
万全の無駄感背負ってます。

(以下英国編の小ネタバレかも。)

登場シーンの歩き方からまずオカシいんですが、
そのあと後ろ向きに手を差し伸べてオーケストラをとめるカットなんか
ひどいもんですよ!どんなマンガだ。
この壮絶なイロモノ感。すごい、と感心してたんですが、
まだまだこんなものじゃなかった。

愛人ヴィクトリアがフレデリックのシャツを肌蹴させるシーンの
乳フィーチャー具合にまず絶句。
ええ、フレデリックの乳です。ジェイソンの乳です。
一般に娘さんのステキ乳を映す撮り方なものだから、
一瞬ヴィクトリアの胸かと思いました。
あれ、真っ平ら、ってつい驚きましたが、そもそもヴィクトリア、
すでに全裸でした…。

さらに作家であるヴィクトリアが取材のためロシアに行ってしまったあとの
ポープの傷心自堕落生活ぶりをあらわすシーンの数々、
なんかどうしょもないなと思いながら笑ってたんですが、
極めつけが素っ裸でベッドに横たわるフレデリックの
股間にレッドヴァイオリン。この衝撃…!
ヴィクトリアに去られたショックを引きずり、
股ぐらに乗ったヴァイオリン爪弾くぼんやりポープ。
どうしょもなさに爆笑。

みんなレッドヴァイオリンを素敵なものとしてキスする勢いでしたが、
気をつけろ!それはヤツの股ぐらに乗ってたもんだ!
いやあ中古品て油断なりませんね!誰がなにしてるやら!

ええと…。なにこれ、この映画。誰が悪いの。
監督とか脚本?ジェイソン・フレミング? 

まあそもそもいい映画とは言い難いんですが、なかでもこの英国編の
全体からの浮き方は酷いもんです。笑い要素多すぎ。
でもある意味これが見る価値だと言えなくもない。
(まあジェイソン・フレミングを好意的に笑える人には…)

ところであのポープの脚とか床に寝そべってる
ボロ布みたいな生き物なんなんですか? 
生きてるらしいことはわかるんですが、なんなのかちっともわからない。
見直しましたよ、ジェイソンお色気シーンの笑いに耐えて。
でもわからないんだ、これが。犬…?

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コメント

書いた人間の頭の悪さが滲み出たような感想ですね。
「私はバカです」と自己紹介しているのに等しいのに、全く恥ずかしいと思ってなさそうな所が面白かったです。

投稿: | 2014/10/23 09:04

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