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2005/12/26

『The Office:クリスマス・スペシャル』不覚泣き感想。

2003年、BBC製作。※ネタバレ

ドキュメンタリー撮ってから2年?後のウェーナム・ホッグ社を
追跡取材、って設定で。


クビになっても社に入り浸るデヴィッド。超うざい顔される。
芸能活動もしてますが、当然寒々しい。
でもデヴィッドが自分の出したCDの話をし、
唐突にビデオクリップが始まった瞬間、爆笑しました。
真っ白い衣装で “If You Don’t Know Me By Now”ですよ!
真っ白なアパートで彼女との別れみたいなのをやるんですよ。
すごいです。死ぬ。一本流し終わるまで笑い続けた。
彼女に出てかれてソファにぐったり座りこんだ
アンニュイ・デヴィッドみたいなの、笑わずには…!

デヴィッドをクビに踏み切った上司ニールは
相変わらずデヴィッドに嫌がらせ、逆恨みされ続け、
とうとうキレました。
自分の結婚話に対抗して見栄をはろうとするデヴィッドに彼女はいるのか
クリスマス・パーティーには連れてくるのか、
まだ来ないがどうしたんだ、とつつきまくり。
まあ限界もくるってもんですよね…。
無視され続けた握手を求める手も、とうとう差し出すのをやめました。
でももっと激しくキレてもよかったと思うよ、いちばん
敵意ぶつけられてきた被害者だし。ギャレスでさえキレ気味だったし。
ティムは結局最後までフォローしようとして
見捨てきれないふうでしたが。(余計な災厄を防ぎたかっただけかも)

ティムも相変わらず。かわいい…。
おっさんくさくなったアゴ、首まわりのたるい感じにも
胸がキュンとなるばかりです。
前はよかったなあドーンとは楽しかったなあ、ってちょっと悲しげなとこも。

上司になったギャレスをからかおうにも遊びに参加してくれない
新受付嬢がいたずら壊しちゃうし、ギャレスの席に新しく座ってる
女性社員(妊婦)は酷い女だしで、ティム、時々目が死んでます。

「この書類FAXしていいのかしら」「いいよ」「ほんとに?」「いいよ」
「あなたサインしてるけど、いいの?」「…いいと思うよ」
「日付が2002年になってるけど?」(設定は2003)
慌てて書類を取り返して直そうとするティム。
それを「わたしが直しとくわ」ってかわされる。じゃあ最初っからそう言えばいいじゃん!!
なにもそんな長い嫌がらせを…。ティム目が死んでます。
その後も義母からカーマスートラもらったと言って
妊娠時の体位の話をジェスチャー、解説つきで演じてくれます。
ティム、宙を見つめる暗い目が死に切ってます。

でも今回はクリスマスということもあって、
裏主人公というか、イベント的主人公というか。がんばった!
ティムとドーンの恋の行方がメイン・テーマなもので。

ティムはインタビューでもずっと、この前のラストでの
ドーンへの告白絡みの話してます。全国ネットで放映されて、って
ところで改めてドキュメンタリー形式だったことを思い出しました。

で、「ドーンにはもう告白しないよ、いやするかも。
…いややっぱりしない、次があるとしたら彼女からだ」ってセリフで
「するかも」に合わせてティムが浮かべてた笑みにやられました。
思わずうっかり言っちゃった、って感じで早口に言うんですが、
ちょっと嬉しそうな笑顔なのが、2遍振られてもまだ
幸福な気持ちでドーンのことが好きなんだっていう、
ティム自身の「彼女は僕にとっての太陽だ」って気持ちを表しているようで
ああもう! あんたら早くくっつくといいよ!
それぞれの相応しい位置に納まるといいよ!

ドーンが絵本作家を目指すことに無関心・否定的な婚約者リーと違い、
ティムはおしゃべりしながらドーンが彼の机のメモに残してった
自分の似顔絵を見て心底嬉しそうに微笑んだりするわけです。
彼女は絵がうまいといって隣の机の嫌な女にも見せたりするわけです。
(嫌な女に「似てない」と一刀両断…)
笑いセンスも一致してて(ドーンの好みのタイプは「おもしろい人」)
夢にも理解あって、ほかになにが必要だっていうのか。
君たち早くまとまるといいよ!両想いなんだから。

で、結果として。
誰がクリスマスに恋愛ものなんて見るか、と思って
粛々と実行していたはずのゾンビ祭りなのに、
まさかここで胸キュンと泣かされるとは…。

ダメ男の恋愛に弱いです。ていうかダメ男の幸せに弱い。

パーティーから早めにドーンを連れて帰ろうするリーの仕度を待つ間、
ふたり並んで立つドーンとティムのぎこちなさったら! 切ないったら!
そこで"Back For Good"。言ったこともしたことも、
全部そんなつもりじゃなかったんだ、だから戻ってきて、
僕が間違ってるなら何を歌えばいいか教えて、それを歌うから、
みたいな曲に合わせてぎこちなくハグって別れるんですよ。
まさかTake Thatに切ない気持ちにさせられるとは…!
不覚。

さらに帰りの車の中で抜け殻状態のドーン、
シークレット・サンタからのプレゼントを何気なく開けます。
中には絵の具が…! ティム…!!
添えられたカードはドーンの描いた似顔絵、それと”DON’T GIVE UP”の文字。
ティム…!! (シークレットなのに正体明かすところはいやらしいがな)
社内に気がついたらドーンが立っていて、そこからはもう、
ぎこちなく切なくかわいくキス・シーンに。
いいですもう。泣きます。おとなしく幸福感のおすそ分けいただきます。
ほんと、ティムみたいなダメ男の幸せには滅法弱いです。
え、自己投影ですか。いいんです。素直におすそ分けいただいとくんで。

ところでキースはなんですか、
巨体に白い聖歌隊みたいなスモックみたいなのを着て
ずっとDJやってます。それはもう、みなさんの気持ちを代弁するような。
あれはキューピッドですか、それとも聖夜の天使様ですか。
ありがとう、ベタな選曲に泣かされました。

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