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2005/11/07

『ビューティフル・マインド』短く感想。

※ラッセル・クロウファン全部を敵に回す。
澄んだ気持ちで彼をいい役者だと思う方は見ないでください。
むしろ嫌いめな方どうぞ。そして全ネタバレ。

ラッセルの「僕はオスカーが欲しいんだ」と言わんばかりの
顔の前で手をひらひらさせるエキセントリック風演技が堪りません。
もういいだろ!去年獲っただろ!
大学院生という無理な年齢設定もさることながら、
俺様ぶりが堪らん。 我らがジャイアンは健在です。

そして前振りが無駄に長過ぎ。ナッシュの不思議魅力を表すためだけに
えんえんと。もういい頃だろう、そろそろ山場に入っても、
と思って見たカウンターがまだ34分だったときの衝撃は忘れません。

途中気弱な病人になり、年とってきてかなりマシになりました。
自分の腕ほじって「Tne inplant's gone!」って叫んだナッシュに爆笑。
「マイクロチップどっか行っちゃったよ!」って。
銃撃&カーチェイスも妄想だったってのがびっくりです。
そして自分を認め、励ます親友はすべて自分の妄想だったと。

ポール・ベタニーは以前インタビューで、自分へのオファーはジュード・ロウと被ってる、
ギャラが足りないとき安い自分へ話がくるんだ、なんてふざけたこと言ってましたが、
どこがジュードだ。なにが。この役といい『ロック・ユー』といい、
自分がキワモノだという自覚をもたれたらいかがですか。
キレた役のときほど光ってますよ! 兄さん!

話はいろいろびっくりです。ああ、こういう種類の感動もの!
自分自身の妄想と折り合いをつけ、社会生活を立派に送った
ナッシュ教授とそれを支えた妻は素晴らしい人物だと思いますが、
どうにも演出のくささとかラッセル節とかにですね、疲れ果てました。

一番よかったのはもしかしてコメンタリーだったんじゃないですか。
全部見直す時間もなければ気力もなかったんで
未公開カットシーンだけ見てたんですが、これのロン・ハワード、
ものすっごい軽い。46歳のおっさんとは思えない。
しょっぱなから、やあ僕ロン・ハワード! くらいのノリで始めます。
カットシーンを見ながらも、
「アッハ、要るかと思って撮ったけど、全然要らなかったよね」って笑ってます。
すっごい。このノリ。ファンになりそうです。
ほんとうに無難な感動もの撮るハリウッド監督ですか?この軽さ。

で、このカット集見てて思ったんですが、必要なシーン切ってませんか。
本編見てて、なんでこのジョン・ナッシュに友人がいるのか
まるでわからんと思ってたんですが、友人との交流シーンがカットされてたようです。
一般にみなさん、ラッセルのこの俺様主人公が魅力的に見えるんでしょうか。
だから交流なしにしても話通じるんでしょうか。
わたしが見ると、エキセントリックな上に純真な心があるわけでもなく、
自負心を満足させるためだけに何十年もかけたこの主人公に
ついて来てくれてさらに親切にしてくれる理由がまるでわかりません。
まずラッセルの魅力をわかれ、って話ですか。

あと日本版ポスター、カットシーンからじゃないですか。
ちょっと詐欺くさい。

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