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2005/10/09

迷宮ギリアム

brosgrimm おかしい…。ギリアムほんとおもしろい。

『ブラザーズ・グリム』。
これの日本公開が待ち遠しいです。グリム兄弟がかの童話ワールドの
モンスターたちと戦うダークファンタジーって設定だけでも笑えるのに、
出来のいい現実主義の兄ヴィルヘルムがマット・デイモンで、
その兄にいびられる抜けてて役に立たない夢想家の弟ヤコプが
ヒース・レジャーだったり、脚本が『スクリーム3』とか
リングシリーズのアーレン・クールガだったり、
なにより監督がテリー・ギリアムだったり!

キャストとあらすじだけならまあ、いつものハリウッド冒険もので
済まされるかもしれませんが、これがギリアム監督となると…。
マジなんだか冗談なんだか、監督は自分には商業的成功が必要だった、とか
言ってるんで打算なんだかなんだかわかりません。

いよいよドイツ語圏でも公開が始まったため、
現在ドイツ語圏の映画サイトはネタの宝庫です。特にOutNow。写真も豊富。
テリー・ギリアム、取材を拒否しまくった挙句、
ようやくインタビューを受けた際にはOutNowの記者に多量のツナサンドを
勧めまくり、しゃべりにしゃべってくれたらしい。これがかなり笑える。

なにか質問に答える前に必ずひと言ジョークを言わなければ
気のすまないテリー・ギリアム。
童話の残酷性を出すためにどんなことを?と訊かれて
「モニカ・ベルッチを雇ったよ」と言うギリアム。あんたなあ…。
そして夢想家と現実主義者の兄弟関係もそれだと。
「残酷性」の質問の流れで兄弟に言及するギリアム。
違うタイプの兄弟の人間関係を試してみたんだって。
なんだか兄の弟いびりが本気のような。大丈夫なのかヤコプ!
まあ兄弟ってのは他人同士じゃ信じられないくらい残酷なもんですよね…。

そのあともかなりのネタを披露してくれるギリアム。息子の話からキューブリック。
キューブリックの遺作原案『A.I.』はギリアムが撮ればよかったんじゃないか
って言うインタビューアーに対して、実際キューブリックから
『博士の異常な愛情』の続きを撮る話があっただとか。
(すごい!見たい!)

『ラスベガスをやっつけろ』の原作ハンター・H・トンプソンの
自殺についての率直な意見から
(実に率直。彼はextraordinaryだった、て言うのもすごいが、
あれは正しい決断で、彼は死にたがっていたし、人間死にたいときに
好きな方法で死ぬべきだって言います。すげえ。もちろん悲しいことだけどね、って。)、
モンティ・パイソンの話まで。

すごい気前のよさだ。で、最後はスターウォーズで締めます!

「I cannot watch Star Wars now, because there is no humanity anymore. These are just puppets.」

ああーすごい同意。旧トリロジーファンだったわたしにとっては
なんだかCG技術のためのCGみたいで残念だったものです。
昔からヒューマニティがどれほどあったかというとまあ、謎ですが、
でもなんだか奇妙でかわいい生き物がたくさん出てて、
生き物同士の触れ合いがかなりのウェイト占めてましたよ。
(↑それがこの話の本質ではもちろんない)
イウォークとかチューバッカとかとの心暖まる交流だとか、
ジャバの趣味によるお色気サービスとか。 ヨーダも昔はもっと魅力的だった…。
いや!R2D2だけは新作でもかわいかった!
R2D2万歳!(SWに食いつきすぎ)

いやまあ、とにかく楽しみです。
女に免疫のない眼鏡マヌケのヒースが女にたぶらかされてたり
イケてるマットはそれをかわしたり、女抱えたり、もう見どころ満載。
この際商業的成功も作品的成功もどうでもいいです。
笑えれば!

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